お金はお金があるところに集まる
なんだかバカバカしくなる瞬間がある。
そんなこと、ずっと知っていたのだが、
お金はお金があるところに集まる。
先日久しぶりに自分よりお金持ちの人と飲んだ。
自分より、と言ってももうゼロの数が丸2個くらい違うんじゃないかと思えるレベルのお金持ちである。
正直100億持ってる人間と200億持ってる人間の違いはよくわからない。
銀行通帳だって見せ合うわけではないし。
だが、さすがに数千億なのか1兆なのか、そういうレベルでお金を持っている人はちょっと違うな、と思った。
しかもそれを生まれた時から持っている、いわゆるTOPオブボンボンである。
お金はお金の元に集まる。
それを長いこと痛感していて、「なんて世の中は理不尽なんだ」と思えていたし、
そういう会話がよく友人内でも出るのだが、
なんて言うんだろうか、
先日飲んだ人に関して言うと、もうそもそも
「お金が集まるとか、集まらないとかそういう次元じゃない」
というレベルがあることを知り、なんというか
「すげーな」と思った。
「お金はお金の元に集まる」のではなく、
「お金はそこにただただ、無限にあるもの」なのである。
なんか、笑えてしまった。
増えるとか、減るとか、そういうことをいちいち考えていないあのスタンス。
私も生活費や飲み代や、そんなことにいちいち増えるとか減るとかっていうことは考えないが、なんというか、そもそもお金のことをお金と思っていないあの感覚。
「あぁもうここまで来るとちょっとおれには行けない世界だな」と感じた。
自分が囚われていた世界をずっと見下ろして生きている人がいること。
自分が本気で口説いた女が、2秒で振られるのを見たような、
なんだかそんな虚しい気持ちを少し味わった。
今まで膝を付き合わしてそんな人と飲む機会が、
思えばなかったのかもしれない。
今日以前から推していた株価が倍以上に膨れ上がって、
この1週間で1億近い利益になっていた。
なんだか、ミクロ側の世界に自分はいるのだな、と思えた。
もっと早く会っていたら、なにか変わっていたかなぁ。